著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

4カ月ぶりA代表の久保建英は先発かベンチか…そして「壁」を超えられるか?

公開日: 更新日:

久保建英(マジョルカ/20歳)

「僕は今、マジョルカでも基本はトップ下でやっていて、代表でもトップ下。オプションとして右もありますけど、代表ではトップ下を狙っていければいい」

 2021年9月のカタールW杯最終予選開幕の直前だった。久保は自身の最適ポジションについてこう語っていた。

 実際、同年9月のオマーン、中国との2連戦ではトップ下で輝きを放った。その後、右ひざ負傷で3カ月の長期離脱。その間に日本代表の基本布陣が4-3-3へとシフトした。久保がどのポジションで起用されるのか、今回の中国、サウジアラビア相手の2連戦の重要命題となる。
 
■代表内序列を上げられず
 
 18歳になったばかりの2019年6月のエルサルバドル戦でA代表デビューを飾った久保。「金田喜稔(解説者)の持つ19歳119日の最年少得点記録更新は確実」と期待が高まった。しかし、2019年9月にスタートしたW杯2次予選の前半戦は思ったように出場機会を得られず、2020年のコロナ禍に突入。空白期間が生まれた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性