IOCが北海道視察スタートの無神経…ウクライナで連日多数の犠牲者が出る最中に

公開日: 更新日:

「平和の祭典」なんて幻想だ。5月31日から始まった国際オリンピック委員会(IOC)による北海道視察。札幌市は2030年冬季五輪の招致を目指しており、開催計画案に盛り込まれた市内の施設やニセコ町の競技場などを2日まで、3日間の予定で回る。

 30年冬季五輪は札幌以外にも、スペインのバルセロナ、カナダのバンクーバー、米国のソルトレークシティーが招致に意欲を示しており、今年12月のIOC理事会で開催地が内定。来年5月か6月の総会で正式に決定するのだが、北京パラリンピック開幕前の2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻は、いまだ終わる気配すらない。英国国防省の分析によれば、占領に手間取るロシア軍はすでに1万5000人以上の兵士が死亡しているという。

 もっと悲惨なのはウクライナだ。国連機関によると、無差別攻撃による民間人の犠牲者は彼らが把握しているだけで約4000人。実際はそれ以上の数だといわれている。ウクライナではマンションや劇場、病院、幼稚園や小学校が爆撃され、ロシアに占領された街では虐殺や略奪、レイプ後の殺害が横行。首都キーウ近郊都市のブチャでは、民家の地下室から両手を縛られた子供を含めた十数人のバラバラ遺体も発見された。IOCはそんな時に、ノコノコと北海道に来ている場合ではないだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網