ヤクルト村上2連発、直近6戦8本塁打に…「打たれる方にも問題あり」と広島OB厳しい指摘

公開日: 更新日:

 勢いが止まらない。

 ヤクルト村上宗隆(22)が29日の広島戦でまた打った。

 1点を返された直後の3-1の八回だ。カットボールを左中間スタンドへ突き刺して「点を取られた後だったのでなんとか追加点が欲しかった。しっかりと押し込むことができました」とコメントすれば、九回にもカーブを同じく左中間席へ運んだ。まるで前打席のVTRを見ているかのような2打席連発となる29号2ラン。これで3試合連続アーチとなり、最近6試合で8本塁打をマーク。球団日本人最多となる月間14本目とした。同35打点はバレンティンの持つ球団月間最多打点に並び、6月に限れば、プロ野球新記録の爆発ぶりだ。

「本塁打を量産する村上の打撃はもちろん素晴らしい。ただ、打たれる方にも問題があります」と広島で投手コーチや編成部長などを歴任した川端順氏がこう指摘する。

「打たれた球はともに真ん中付近のカットボールーとカーブ。同じような変化球を同じようなところに投げて、同じ左中間席に放り込まれたのだから、情けないというか、カープバッテリーの工夫のなさにも原因があります。村上は先週末の巨人との3連戦でも打ちまくっていましたが(計3本塁打で9打点)巨人バッテリーにも同じことが言えます。ただ漫然と投げて打たれているように見えましたから。プロなんですから、セの5球団はもっとしっかり対策を立てて臨んで欲しいですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  4. 9

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?