巨人坂本3度目離脱で「後継者探し」風雲急! 急浮上するドラ1候補と内野シャッフル案

公開日: 更新日:

1位指名は即戦力投手が濃厚だったが…

 これにより、巨人は真剣に坂本の後継者探しをする必要性に迫られる。前回の離脱の際は主に中山が遊撃に入っており、引き続き後釜の筆頭候補ではある。ただ、競わせるのが原監督のやり方だ。

「チーム事情から、今秋の1位指名は即戦力投手が濃厚だったが、坂本がこうなった以上、上位で内野手を強化することになるかもしれない」と、さる球界関係者がこう続ける。

「今年は遊撃手の1位候補が見当たらないこともあり、大学日本代表でも主将を務める立大の『打てる二塁手』山田健太が急浮上します。大阪桐蔭では根尾らと同期。DeNA牧タイプの183センチ、85キロの大型二塁手を取って、体の状態が良さそうな正二塁手の吉川を遊撃に回し、中山や湯浅らと競わせるのです」

 さらに別のプランも考えられる。

「昨年、三塁手部門でゴールデングラブ賞を獲得した岡本和を一塁へ回し、坂本を遊撃より負担が少ない三塁で起用する。チーム内には守備力の高い坂本をいきなり一塁へコンバートするより、岡本が一塁へ回った方が自然という意見もあります」(同前)

 坂本の今季3度目の離脱により、ドラフト戦略の変更など、チームを混乱させる内野手の大移動が、いよいよ始まりそうである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  5. 5

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  1. 6

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 7

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  3. 8

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます