ゴルフ界の分断進み“金満LIV”への移籍が増えるのか…全英がノーマン排除、勧誘待つ若手も

公開日: 更新日:

 風雲急を告げそうな雰囲気になってきた。

 14日に開幕する第150回全英オープンを主催するR&Aは去る9日、開幕前に歴代優勝者が集まる記念行事に、新リーグ「LIVゴルフ」の最高責任者で、1986年、93年覇者のグレッグ・ノーマンを招待しないことを明らかにした。

 R&Aは今年の全英に、LIVツアー参戦選手の出場を認めているが、「移籍組」に罰金や出場停止処分を科している欧米ツアーはもちろん、R・マキロイのように、ノーマンに勧誘されLIVツアーに移った選手を露骨に批判する者もいる。今後もトラブルなくメジャー大会を運営したい主催者の中には、LIV組を「排除」する動きが出てくるかもしれない。

 一方で、ツアー関係者の間ではこんな声もある。

「新ツアー1試合の賞金総額は2500万ドル(約33億7500万円)。今は予選落ちがなく、優勝すれば日本円にして約5億4000万円という巨額な賞金を手にできる。4人1組の団体戦も3位まで賞金が出る。優勝は300万ドル(約4億500万円)を山分けです。賞金の魅力だけでなく、実績や知名度によって契約金も出る。B・デシャンボーはその額が約135億円といわれた。今季の8試合から来季は14試合に増えるため金満ツアーの魅力はアップする。LIVからの勧誘を待っている若い選手も多いそうです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々