大谷“死守”し80億円節約に成功も…今オフもトレード争奪戦必至、失態続きのGMにエ軍再編の重責

公開日: 更新日:

ポストシーズン争い脱落なら

 しかし、ミナシアンGMは昨オフも投手を中心とした補強を進め、100億円近くを投じた。故障で離脱したトラウト、レンドンの長距離砲2人が復帰することもあり、開幕前の下馬評ではポストシーズン進出チームの有力候補に挙げられながら、前半戦で早々と脱落した。同GMは決して編成に長けているとは言えないだけに、来季も戦力が機能する保証はないのだ。

「大谷の去就は来季前半戦のチーム状態によって左右されるでしょう。来季も7月の球宴までに地区優勝、ポストシーズン進出が絶望的になれば、今夏と同様に大谷がトレードの目玉に浮上すると思う。エ軍はモレノ・オーナーの権限が絶大で、監督、コーチ人事はもちろん、選手の補強にまで口を挟むことで知られています。今夏の大谷のトレードもオーナーが消極的なことから実現しなかったともっぱらですが、来季も苦戦を強いられるようなら、オーナーも二刀流の放出を視野に入れるしかないのではないか」(前出の友成氏)

 大谷は今回のトレード騒動に一切、動じることなく黙々と結果を残しているが、来季も周囲の雑音から解放されることはなさそうだ。

■パイレーツ筒香 戦力外

 パイレーツは日本時間4日、筒香嘉智(30)をメジャー出場の前提となる40人枠から外したと発表。今季は50試合に出場し、打率.171、2本塁打、19打点と結果を残せず、事実上の戦力外通告を受けた。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も