なでしこリーグ1部アンジュヴィオレ広島が今季限りでの解散…田嶋JFA会長に怨嗟の声

公開日: 更新日:

 22日に女子サッカーなでしこリーグ1部「アンジュヴィオレ広島」の運営会社が「コロナなどでクラブ経営が悪化。発足したプロのWEリーグに話題も移り、メディア露出も少なくなってスポンサーの広告宣伝効果も減少した」ことなどを理由に今季限りのチームの解散を発表した。

「ウチもWEリーグの余波をモロにかぶり」と、フットサルリーグ関係者が、こう続ける。

「女子サッカーのプロリーグ化=WEリーグ発足は『在任中に大きな実績を残したい』と考えていた田嶋JFA会長の肝いり事業。コロナ禍真っただ中の2021年9月に開幕して22年5月に閉幕したが、他カテゴリーのチームにとってはマイナス面ばかり。それこそコロナでスポンサー獲得に四苦八苦しているJ2やJ3、フットサルにビーチサッカー、モロに広告主が競合するなでしこリーグなどの関係者から『WEリーグの方が費用対効果が大きいと応援してくれていたスポンサーが鞍替えし、クラブ経営が大打撃を受けているチームは少なくない。実績作り優先でWEリーグを無理やりスタートさせた田嶋JFA会長にも責任がある』という怨嗟の声も聞こえてくる」

 八方ふさがり──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋