ロッテ井口監督に来季続投報道…球団が順位以上に気を揉む「佐々木朗希の将来」

公開日: 更新日:

 順位に関係なく、来季も続投ともっぱらだったが、やはりそうだった。

 3年契約が満了した2020年オフに、新たに球団と2年契約を結んだ井口資仁監督(47)。今季限りだが、球団が続投させる方針だと21日、各紙が報じた。シーズン終了後に正式に話し合いが行われるとみられる。

 その井口監督は、今後もまだまだ地位が安泰との声もある。ロッテが順位と同じか、それ以上に気にしているのが佐々木朗希(20)の存在だ。

「井口監督以下、首脳陣は佐々木を順調に育てている。1年目は体力づくりに専念。2年目の昨季は一軍で11試合で先発させた。そうやって徐々にステップアップさせ、今季の4月に史上16人目となる完全試合を達成。先発ローテを1年間守るだけの体力は不足しているが、それも首脳陣は織り込み済み。決してあせらずむちゃはさせず、かといって慎重過ぎることもなく、描いたプラン通りに佐々木を成長させている。今季の低迷はマーティン、レアードの不振も大きい。球団はそんな首脳陣を高く評価しているので、佐々木が一人前になるまでは井口監督が指揮を執るとみていいでしょう」(球団OB)

 監督交代なら佐々木育成計画そのものに支障が出るかもしれない。「令和の怪物」が順調に育っている時に、無理に手を加える必要はないというわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々