カブス鈴木誠也への逆風強まる…総額100億円超ルーキー成績さえず、ファンは厳しい視線

公開日: 更新日:

 カブスの鈴木誠也(28)に、目の肥えたシカゴのファンからはシビアな視線が向けられているという。

 渡米1年目の今季は開幕から9戦連続安打を放つと、12試合連続出塁もマーク。4月のナ・リーグ月間最優秀新人にも選ばれ、5年総額100億円超の大型契約で入団した面目は保ったかに見えた。

 しかし、5月には当たりが止まり、同26日のレッズ戦で左手薬指を突き指して1カ月以上も戦列を離れた。7月上旬に復帰し、8月21日のブルワーズ戦で本塁打を2ケタに乗せたものの、打率は2割台半ばと低迷し、メジャーの壁に阻まれている。

 広島時代は球種ごとの得手不得手はなかったものの、メジャーではスライダーやチェンジアップを打ちあぐねるケースが目立つ。

「球種やコースの見極めができていないのか、打席で戸惑うことも珍しくありません。長打が出やすいとされる打球の速度と角度を組み合わせたバレル率が低いことからも明らかなように、長打が少ない。大型契約で迎えられただけに、カブスファンは最低でも25本塁打は期待していたはずで、故障で離脱したことを差し引いても、日本人ルーキーに物足りなさを感じているはずです」(大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗