猪木氏“闘魂外交”再注目で際立つ「アベ外交」の無策…北朝鮮の独自ルートを元首相バッサリ

公開日: 更新日:

 北朝鮮といえば、安倍元首相だ。首相在任中「拉致問題解決は最重要課題」と言い続けてきたが、拉致問題は1ミリも進展せず。北朝鮮との独自ルートもなく、いつも韓国や米国に頼りきりだった。

 実は、安倍元首相は過去に猪木氏本人から「俺を頼ってはどうか」と水を向けられている。18年3月の参院予算委で、猪木氏は北朝鮮との関係について「日本は独自の外交チャンネルを持っているか」と疑問を呈した上で「私はほとんどの要人と酒を飲み、食事をしたこともある。そのチャンネルを生かせる機会だと思うが、いかがか」と質問。すると安倍元首相は「対話のための対話は意味がない」と切り捨てたのだ。

■「手柄を渡すわけにはいかない」と考えていたのか

 ところが、その3カ月後に当時のトランプ米大統領が金正恩朝鮮労働党委員長と初会談を果たしたからか、安倍元首相は翌19年「前提条件をつけずに金委員長と向き合う」と言い出したのだから始末に負えない。

「猪木氏の質問後、安倍氏周辺や外務省は猪木氏本人に助言を求めたのでしょうか。現在、北朝鮮はミサイルを発射するなど頻繁に挑発行為に出ていますが、猪木氏の話を聞いていれば、こんな状況にはならなかったのではないか。結局、安倍氏は『オレが解決するんだ』『猪木に手柄を渡したくない』と考えていたのでしょう」(角谷氏)

 今頃、安倍元首相はあの世で猪木氏に“闘魂注入”されているに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  4. 4

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  5. 5

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  1. 6

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  2. 7

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  3. 8

    田原俊彦「真ん中の足」「カッチカチ」下ネタ連発で退場危機…フジ問題でも“おまいう発言”で大ヒンシュク

  4. 9

    フジ再激震! オンカジ逮捕「ぽかぽか」演出担当社員が豪語していた夢との落差にア然

  5. 10

    長嶋茂雄さんは松井秀喜の背もたれをガーンと蹴っ飛ばし、「巨人の4番道」を説いていた