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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

虎ファンのストレスを吹き飛ばす 岡田新監督の「超訳・どん語の世界」が待ち遠しい

公開日: 更新日:

 阪神ファンの私であるが、今年のCSは本当に複雑な気持ちだ。ペナントレースはなんとか3位に滑り込んだ阪神だが、勝率は5割未満で借金は3。チーム防御率はリーグ断トツの2.67と素晴らしいものの、攻撃力は貧弱で、チーム失策数は同ワーストの86。優秀な投手陣の足を守備陣が引っ張り、攻撃陣も援護できないという、なんとも悲惨でストレスのたまるシーズンだった。

 それに加えて、矢野燿大監督は今季限りで退任が決まっているし、来季の新監督には岡田彰布氏の再登板が決まった。もうこうなったら、私の関心は来季の岡田阪神一色である。新・岡田内閣のコーチ人事はどうなるのだろう。とりわけ第1次岡田監督時代を支えた今岡誠氏、鳥谷敬氏、藤川球児氏ら往年のスター選手たちの動向には注目したい。ひとまず鳥谷氏は来季の即入閣は見送りとなったようだが。

 また、岡田監督が主砲の大山悠輔佐藤輝明をどう起用するのか、そこも楽しみのひとつだ。いったんこれと決めたら頑固一徹の岡田監督のことだから、2人の守備位置と打順は完全固定されるのではないか。

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