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菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

笹生優花が勝てない原因は何か? トップクラスのドライバー飛距離を生かせず

公開日: 更新日:

 先週のLPGAツアー「メディヒール選手権」最終日は笹生優花が66をマークして4日間通算14アンダーまでスコアを伸ばしたが、優勝スコアには1打及ばず2位だった。

 2021年の全米女子オープンで畑岡奈紗とのプレーオフを制してメジャータイトルを獲得した後、一度も勝てないのはどうしてなのだろう。

 今季のドライバー平均飛距離は275.29ヤード(ランク4位)。トップクラスのパワーを生かせないでいるのは何が足りないのだろう。

 気になるのはパーオン率がよくないことだ。日本選手の中でパーオン率が一番良いのは72.7%の畑岡で27位。続いて古江彩佳の71.8%(37位)。笹生は91位で68.13%だ。日本でプレーしていたときはアイアンの切れが天下一品という印象が強かったが、なぜかLPGAツアーではあまりよくない。

■パターのヒールを浮かせてアドレス

「メディヒール選手権」を見ていると笹生はバーディーチャンスをずいぶん逃していた。パターのシャフトを以前使っていたスチールに戻していた。パッティングのアドレスを見ていると、パターのトウを芝につけてヒールを少し浮かし気味に構えていた。

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