ダル所属パドレス ナ・リーグVの可能性は? フィリーズ主砲ハーパー攻略がカギに

公開日: 更新日:

「普段通りのピッチングをするだけです」

 日本時間19日に始まるフィリーズとのナ・リーグ優勝決定戦に向けた抱負を聞かれたパドレスのダルビッシュ有(36)がこう言った。

 チームは16日の地区シリーズ第4戦で、ドジャースに5-3の逆転勝ち。レギュラーシーズンで5勝14敗と大きく負け越した金満球団を下して、24年ぶりとなるリーグ優勝決定戦に駒を進めた。

 相手はカージナルスとブレーブスを下したフィリーズ。ダルはフィリーズ打線を抑えられるか、パドレスはワールドシリーズに駒を進めることができるのか。

 レギュラーシーズンはパドレスが西地区2位なら、フィリーズは東地区3位。ともにワイルドカードから勝ち上がり、勢いがある。

 相手打線のキーマンをひとり挙げるとすれば主砲のブライス・ハーパー(30)だろう。過去MVP2回、本塁打王1回のスラッガーがプレーオフ6試合で3本塁打、6打点と当たっているからだ。

 ダルはこのハーパーに通算6打数1安打(1本塁打)だが、パドレスはハーパーに通算160打数48安打の打率.300、12本塁打、39打点と打ち込まれている。

 パドレス投手陣がハーパーの勢いを止められないようだと、リーグ優勝は難しいかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性