FA宣言の西武・森友哉は「打撃優先」ならオリ、「捕手優先」なら巨人or西武残留が吉

公開日: 更新日:

「球団(西武)が自分を必要としてくれる思いを強く感じました。その一方で、自分に興味を持ってくれる球団があれば、話を聞きたいと思っています」

 こう言って国内FA権の行使を発表したのが、西武の森友哉(27)だ。

 今季は打率.251と苦戦したが、3割も期待できる強打の捕手。キャリアハイの2019年には打率.329、23本塁打、105打点の好成績を残している。

 そんな森をめぐっては巨人オリックスが興味津々。もちろん、西武も残留交渉を諦めてはいない。今季の年俸は2億1000万円。移籍にせよ残留にせよ、大型契約となるのは間違いない。

 肝心なのは森の意思だ。「捕手を続けたいか」、あるいは「打撃を生かしたいか」で、移籍先も大きく変わる。

 オリックスの球団OBは「森があくまで捕手としての出場を第一と考えているならば」と、前置きしてこう続ける。

「オリックスには来ない方がいいでしょう。中嶋監督は自身が捕手出身ということもあり、捕手は何よりもリードやキャッチングを含めた守備力が重要という考え。守備面ではオリックスで主にマスクを被る伏見、若月に及ばない。その点、中軸の吉田正の海外移籍がウワサされる外野、そしてDHが手薄。森は西武でも外野の経験がある。伏見も国内FA権を行使する可能性があるが、オリックスでは打力優先で捕手以外のポジションとなるかもしれない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」