ドラ1確実視の神宮大会V投手 大阪桐蔭・前田悠悟が来秋ドラフトの目玉になるための課題

公開日: 更新日:

 プロ注目の逸材が躍動した。

 昨24日の明治神宮大会決勝戦。大阪桐蔭が広陵を下し、大会史上初の連覇を達成。2年生のエース左腕・前田悠悟は1点リードの6回から登板し、4回無失点7奪三振と好投。昨年に続き、胴上げ投手となった。

 この前田は最速149㌔の直球とスライダー、チェンジアップなどの変化球を武器に、今大会は1回戦の東邦戦、準決勝の仙台育英戦と合わせて3試合に登板。今夏、複数のスカウトが「今年のドラフトでも1位に入ってくる」と絶賛していただけに、来秋ドラフトでは1位指名が確実視されている。アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏が言う。

「ユニホーム姿は細く引き締まって見えますが、非力さは全くありません。今年も昨年の大会と同様、直球の平均球速は140㌔前後でしたが、昨年と比べていわゆる垂れる球がなくなり、ほぼすべての速球がベース板の上で伸びていた。実際、決勝の広陵戦では、来年のドラフト候補の真鍋が速球に差し込まれて左飛に倒れるなど、ボールの下を振った空振りや詰まった打球が多かった。70%程度の力の入れ具合で、威力ある球を投げるコツを会得したように見えました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?