巨人ドラ1・浅野翔吾に即戦力の期待高まるが…“余裕ゼロ・育成下手”指揮官の下では「来期二軍塩漬け」か

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「原監督とたくさんのガッツポーズができるように頑張りたい」

 23日に行われた巨人の新入団発表。ドラフト1位の浅野翔吾(高松商)がこう意気込んだ。

 14人の新人とともにステージに登壇した原辰徳監督(64)は「心強いメンバーが加わった。今年のドラフトは100点満点。近々未来と言わず、今年の大勢のように一軍でプロ野球選手として勝ち誇れる選手が出てくると思う」とハッパをかけた。

FA戦線カヤの外

 その原監督、今オフは大型補強に乗り出すと思いきや、動きはおとなしい。オリックス入りが決まった前西武森友哉(27)ら複数のFA選手の獲得調査を行ったものの、争奪戦はカヤの外。目立った補強はソフトバンクを構想外になった松田宣浩(39)と、広島長野久義(37)が5年ぶりに復帰するくらいだ。今後はせいぜい米球界でプレーする有原航平(30)や筒香嘉智(30)、外国人選手を獲得するしかないだろう。

 そうなると浅野に対する期待は高まる。高卒外野手の1位指名は巨人史上初。野手全体を見ても、大物高校生の1位は2008年ドラフトでソフトバンクと競合した大田泰示(現DeNA)以来だ。巨人OBが言う。

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