坂本“成績ダウン&醜聞”でも現状維持6億円の摩訶不思議 巨人の硬直化はロートル優遇で加速するばかり

公開日: 更新日:

 ベテラン優遇とも言える巨人の査定。来季はさらにソフトバンクから移籍の松田(39)と広島から出戻りの長野(37)まで加わるから、まるで球界のシルバー人材センターである。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)は「プロ野球は結果を出してナンボの世界でしょう」とこう言う。

「本来は活躍すれば給料を上げ、ダメな時はきちんと下げるのが筋。個人的に10勝でダウンした菅野は気の毒ですが、ならば打撃のみならず、遊撃守備でも11失策の坂本はなぜ現状維持なのか。ただでさえ伸びしろのないベテランばかりで将来性のある若手の出番は失われ、一貫性のない査定で功労者と名のつく年寄りは優遇される。これでは若手に『やる気を出せ!』と言っても無理ですよ。むしろ、『なんでベテラン連中ばかり……』とモヤモヤしかねない。そうした気持ちを抱えたままでは、プレーに気も乗らず、成長するものもしませんよ」

 組織が硬直化して、良いことはひとつもない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋