千賀滉大「5年102億円」に透けるのはメッツのリスク回避 契約の中身はむしろシビアだった

公開日: 更新日:

 必ずしも「破格」とは言い切れないようだ。

 日本時間20日午前1時、千賀滉大(29)がメッツの本拠地シティフィールドで入団会見。背番号は「34」に決まった。

■「とても興奮している」

「(本拠地の)ビッグアップルに来られて、素晴らしいチームに入ることができて、とても幸せで興奮しています」

 と英語で話した千賀は、5年総額7500万ドル(約102億円)の大型契約。しかも、全球団へのトレード拒否権に加え、3年目シーズン終了後となる2025年オフには千賀がFAを選択できるオプトアウト(契約破棄)条項も含まれている。メジャーで一球も投げていない投手に破格の条件とも言えるが、19日にAP通信が報じた契約の詳細を見ると、実際はむしろシビアであることがうかがえる。

 AP通信によると、オプトアウトは23~25年の3年間で計400イニングを投げる必要があるという。この期間中、トミー・ジョン手術などを行えば、一発アウトだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々