ア軍コッツェイ監督は藤浪に最適な指揮官 退場も辞さない捨て身の抗議で投手陣もり立てる

公開日: 更新日:

 リーランド氏、ボウチー氏とは頻繁に連絡を取り合う間柄で、ベンチワークに関してアドバイスをもらうこともあるという。

 一昨年12月の就任時には「自分には恩師と呼べる存在がたくさんいて、現役時代、コーチ転身後も彼らから監督の仕事、責任に関して学んできた」と話している。多くの名将に仕えた自身の経験から、選手に気分よくプレーさせ、モチベーションの維持に細心の注意を払っているという。

■実績のない若手選手でも辛抱強く起用

 米放送関係者がこう言った。

「パドレス、アスレチックスと若手主体のチームで指導者を務めていたこともあり、若手やメジャーで実績のない選手を辛抱強く使い続ける傾向にある。アスレチックスではベンチコーチ、三塁ベースコーチなどを歴任し、ミスした若手には必ずチャンスを与えて発奮させ、成長を促してきた。有望株が多いア軍には最適な指揮官と言えるのではないか」

 微妙な判定に厳しく、特に自軍投手のストライク、ボールのジャッジに関しては球審に容赦なく罵声を浴びせることも。監督就任1年目の昨季は、4度の退場処分を科された。

 制球に不安がある藤浪にとっては心強い存在か。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大阪万博批判は出尽くした感があるが…即刻中止すべき決定版が出た

    大阪万博批判は出尽くした感があるが…即刻中止すべき決定版が出た

  2. 2
    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

  3. 3
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 4
    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

  5. 5
    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚会員限定記事

  1. 6
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    つばさの党代表が公選法違反で逮捕 温和だった黒川敦彦容疑者はなぜ“キャラ変”したのか

    つばさの党代表が公選法違反で逮捕 温和だった黒川敦彦容疑者はなぜ“キャラ変”したのか

  4. 9
    頑なに「高卒で米挑戦」…まともに会話すらなかった大谷が翻意、日本ハムに入団決めた舞台裏

    頑なに「高卒で米挑戦」…まともに会話すらなかった大谷が翻意、日本ハムに入団決めた舞台裏

  5. 10
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル