巨人から岡本和真&大城卓三が侍J入りも…WBCに「補欠」で出るこれだけの不安

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 3月に行われるWBCに出場する侍ジャパンのメンバー30人が15日、固まった。新たにヤクルト・高橋奎、オリックス・宮城、宇田川、日本ハム・伊藤の4投手が内定。投手15人、捕手3人、内野手8人、外野手4人の構成になった。

 FAでオリックス入りした捕手の森は15日に「自分にとって新たなチャレンジをする大事な一年。2、3月というのは、一番大事な時期だし、チームに残るべきだと思う」と招集を固辞したと明かし、代わりにソフトバンク・甲斐、ヤクルト・中村に次いで、巨人大城卓三(29)が滑り込んだ。

 森と同じように「固辞した」とされる巨人・坂本やソフトバンク・柳田にしても、遊撃には西武・源田、外野にはカブス・鈴木誠らメジャー3人衆が控えており、メンバー入りしたとしても「サポート役」に甘んじる可能性が高い。ベンチ要員として同行するくらいなら、辞退して自身の調整に集中したい──。そう考えても不思議ではない。

 巨人の野手では岡本和真(26)も選ばれ、「そこでプレーしたいと思っていた。世界一を目指して、その一員としてやりたいと思っていた」と喜んだ。ただ、本職の三塁には昨季セ・リーグの三冠王、ヤクルト・村上が君臨している。岡本和は一塁も守れるものの、こちらはパ・リーグの本塁打王、西武・山川が選出。一塁は他にDeNA・牧、ヤクルト・山田も守れるため、出番は限られそうだ。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「WBCの期間(3月8~21日)は各選手がオープン戦で最終調整をしているシーズン開幕(パが30日、セが31日)前の大切な時期。代表メンバーは真剣勝負をしているとはいえ、ベンチ要員なら、期間中の2週間近くも実戦から遠ざかることになる。『第3捕手』の役割になる大城あたりは、まさにそうなりそう。岡本和にしても、三塁には村上、一塁には山川がいて、代打要員になるかもしれない。2人とも開幕に向けて調整不足に陥る可能性があります」

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