司法書士 桧山泰浩(3)近鉄時代の後悔「プロ4年目の本塁打被弾で野球人生が終わった」

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■自宅の電話に「ハリモトです」

 引退も浮かんだプロ6年目のオフのある日、自宅の電話が鳴った。

「ハリモトです」

 ハリモト? 一瞬そう思った直後にハッとした。3085安打の大記録を打ち立てたあの張本勲氏と気付いたのだ。

「驚きましたよ。張本さんとは会ったこともないし、共通の知人がいたわけでもない。『アンタ、本当にあのハリモトさんか?』と半信半疑で聞き返したくらい(笑)。お会いしたら、『韓国プロ野球でやってみないか』と」

 環境が変われば、せめて一花でも咲かせることができるかもしれない。92年、近鉄に自ら別れを告げ、最後の望みを懸けて契約金500万円、月給50万円の条件でサンバンウル・レイダース(00年に解散)に入団した。

 しかし、プロ5、6年目を惰性で過ごしたツケが回ってきた。新天地では調子が良く、張り切りすぎた結果、開幕早々に肩と肘を故障。手術という手もあったが、リハビリしてまで挑戦する気にはなれなかった。同年7月に引退を決めた。

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