侍J宮崎合宿は大谷らメジャー選手全員不参加の危機…日本側が億単位の巨額保険料負担に

公開日: 更新日:

 26日、3月開催のWBCに向け、30人の日本代表メンバーが発表された。会見に臨んだ侍ジャパンの栗山英樹監督(61)は「(目標は)世界一、それだけです」とキッパリ言い切った上で、「日本野球を最大限生かせるように、とにかく世界一になるメンバーを選んだ」と力を込めた。

【写真】この記事の関連写真を見る(06枚)

 今大会の招集メンバーは前回大会までの28人から2人増えたことなどもあり、歴代屈指の豪華布陣となった。メジャーからは大谷、ダルビッシュら過去最多タイの5人が選出。今季からメッツへ移籍した千賀滉大(29)も米国ラウンドからの招集が検討されており、2009年大会以来の世界一奪還に向けて、ファンの期待は高まるばかりだ。

■栗山監督は早期合流熱望も

 しかし、大会開幕を40日後に控える今もなお、見通しが立っていないのがメジャーリーガーの代表合流時期だ。侍Jは2月17日から27日まで宮崎で合宿を行い、名古屋の壮行試合、大阪での強化試合を経て3月9日に東京ドームで中国との1次ラウンド初戦を迎える。かねて栗山監督はメジャー選手の宮崎合宿からの合流を熱望。

 今月17日には、メジャー選手の実戦参加が現状、WBC管轄となる3月6日の阪神戦(京セラドーム大阪)からとなっていることについて、「NPBが調整してくれているはず。大阪からじゃ無理でしょう。いきなり本番で使えなくなってしまう。ケガをしてしまう。もちろん、早く来てよ、というのは、選手たちもそう思ってる。一つのチームになるんだったら、それでも遅いぐらい」と改めて早期合流を訴えたが、さる放送関係者は、「メジャーリーガーの宮崎合宿からの合流は難しいかもしれません」と、こう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ