あるぞ大谷翔平WBCドタキャン…エ軍にはキャンプの課題山積、身売り中止で囲い込みに拍車

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 3月開催のWBCに向けて力を入れる侍ジャパンや、その一員として投打の二刀流が期待される大谷翔平(28)にとって、波紋は大きいに違いない。

 大谷の所属するエンゼルスが23日、昨夏から検討していた球団売却を中止し、今季以降もアーティ・モレノ・オーナーが経営権を保有し続けると発表したのだ。

「我々はやり残したことがあり、球団とファンにとって今後プラスの影響を与えることができると明確になった。今オフ総年俸は球団記録を更新し、ファンにワールドシリーズ優勝をもたらす目標を達成したい」

 モレノ・オーナーはこんな趣旨のコメントを出している。

「身売りをキャンセルしたのは、売値が予想以下でまだ売り時ではないと判断したか、球団を保有し続けることによって売値がさらに上がるとソロバンをはじいたか、そのどちらかでしょう。いずれにしても保有し続けるのは、これまで以上に球団の価値を高めたいという思惑があるから。昨季以上に戦力を充実させたいのですよ」(スポーツライターの友成那智氏)

 そこで大谷だ。エースとして、中心打者として、チームナンバーワンの人気注目選手として、いまやエンゼルスにとって欠かせない存在。「これまで以上に球団の価値を高める」上で唯一無二のスター選手だ。

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