著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

“米国最大のスポーツ”NFLスーパーボウルの視聴率に大リーグ関係者が気をもむワケ

公開日: 更新日:

 米国時間2月12日はNFLの2022-23年シーズンの優勝チームを決める第57回スーパーボウルの開催日だ。

 テレビ視聴率も2015年には、1990年代以降で最高の47.5%を記録しており、スーパーボウルは文字通り米国最大のスポーツの試合である。

 30秒間で700万ドルというテレビCMの契約額はスーパーボウルの商品価値の高さを示している。

 他の競技に視野を広げるなら、欧州サッカー連盟が主催するUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦に次ぐ、世界で2番目に多くの人が目にする試合となっている。

 スーパーボウルに欠かせないハーフタイムショーも1967年の第1回はアリゾナ大学とフロリダ大学の吹奏楽団による演奏が披露された簡素なものであった。

 しかし、現在では世界各国から音楽界を代表する歌手やグループが出演し、試合の実況中継に劣らない視聴率を獲得している。今や、世界のエンターテインメント界にとってもスーパーボウルは魅力的なステージとなっているのである。

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