日本ハム極貧打線は解消されず1勝4敗…新庄監督の「開幕20試合全勝宣言」がアダに

公開日: 更新日:

 日本ハムがまた負けた。

 とにかく打てない。開幕5試合で計11得点。そのうち3試合は1点しか取っていない。昨季のチーム総得点463はリーグワースト。課題の得点力不足はいまだ解消されないままだ。

 新庄剛志監督(51)は開幕直前にこんなことを言っていた。

「開幕から20試合すべて勝つつもりで。精神的にはキツいが、何とか乗り越えたら勢いに乗っていく。期待しておいてください。必ずやります」

 今年はキャンプ初日から紅白戦を実施するなど選手にムチを入れ、オープン戦は2位でフィニッシュ。しかし、いざフタを開けると開幕から1勝4敗の最下位で、昨年同様、"定位置"に収まっている。ちなみに、チーム打率.188は12球団ワースト2位。現状について「調整に問題があったと思う」と球団OBがこう言う。

「強いチームの選手たちは自身のピークを開幕戦に合わせてくるから、オープン戦の残り2、3試合になるまで自分たちのペースで調整している。しかし、日本ハムの選手の大半は、スタートダッシュに躍起でしたし、レギュラーを掴むためにもキャンプから目の色を変えた。オープン戦の頃にはすでにピークを迎えていたのでしょう。野手の調子は波があるから、今は落ちてくる頃。キャンプから全力で飛ばしているのだから、疲労もかなり溜まっているはずです」

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