大谷を襲う過酷な移動…エ軍は今季7万km超でメジャー5番目 移動日なしで他地区への転戦も

公開日: 更新日:

 メジャーでは昨年の新労使協定合意により、今季から全29球団と対戦することになった。インターリーグでは全15球団と対戦するため、シーズンの総移動距離が延びた球団もあり、例えば藤浪のアスレチックスは昨季の約6万9000キロから、今季はメジャー最長の約8万3000キロと大幅に増えた。

 大谷翔平(28)のエンゼルスの総移動距離は昨季の約7万872キロから約7万718キロと、わずかに減ったものの、それでもメジャー5番目の長さだ。

 2018年に渡米した大谷は19年に約7万3829キロ(当時全体3位)の移動を経験しているが、この年は前年に受けた右肘の靱帯を修復するトミー・ジョン手術リハビリ途中で打者に専念したため、負担は少なかった。

 リアル二刀流1年目の21年から2季連続で4万マイル超(約6万4274キロ)の移動をこなしており、メジャーの遠征には慣れているとはいえ、今季は北米大陸を横断するケースも少なくない。今月21日にはニューヨークでデーゲームのヤンキース戦の後、移動日なしで本拠地でのロイヤルズ戦。夏場の疲労がピークに達する8月にはアトランタでブレーブスと対戦した後、こちらも翌日にはアナハイムに戻ってマリナーズ戦が組まれている。他にも移動日なしで他地区に転戦するスケジュールが少なくないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」