大谷翔平の新魔球「スイーパー」全米騒然も“依存”リスクに専門家が警鐘

公開日: 更新日:

 大谷翔平が今季から新たな球種に加えた「スイーパー」の威力は抜群。6回2安打無失点、10奪三振と好投した開幕戦ではアスレチックス打線を手玉に取った。

 メジャーの投手の間で主流になりつつある「スイーパー」はスライダーをより強力にしたもの。一般的なスライダーに比べて横への変化が大きく、打者の体勢を崩したり、空振りを取るのに有効とされる。メジャー各球団のエース級が球種に加えるようになったが、スライダーと比べて肘のひねりが大きいうえに、人さし指と中指に力が加わるため、肘などへの負担は大きい。米国のスポーツドクターからは故障リスクが高いとの指摘もある。

 大谷は渡米1年目の2018年オフに右肘の靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術を受け、投手として完全復活を果たすまで2年近くを要した。地元メディアは故障した当時、エ軍は大谷が再度、肘にメスを入れれば、投手を断念させて打者に専念させる方針と報じていただけに、スイーパーの多投は二刀流にとって死活問題になりかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    激太り危機は今や昔…浜崎あゆみ「激ヤセ説」も「連日ケーキ2個」の健啖ぶり

  3. 3

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 4

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  5. 5

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  1. 6

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 7

    カブス鈴木誠也に「打点王」がグッと近づく吉報 “目の上のタンコブ”スアレスにア・リーグへのトレード情報

  3. 8

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

  4. 9

    参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し

  5. 10

    さや氏「略奪婚は人の道に反する」と否定もネットでは“今井絵理子枠”確定の皮肉…胸元露わな妖艶スタイルも