自己最速タイ158キロ右腕オリックス山下舜平大に見る「大谷翔平との共通項」

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 直球とカーブ、まるでひと昔前の高校球児のような配球で西武打線を手玉に取った。

 昨23日、オリックス山下舜平大(20)が西武戦に先発し、7回3安打、無失点、8奪三振の好投。2勝目を手にした。

 この日は自己最速タイの158キロの直球に加え、ほぼ同じ腕の振りで投じる120キロ台のカーブで西武を翻弄。今年のキャンプで野茂英雄氏から伝授されたフォークも数球投げた。お立ち台では「ピンチも多かったけど、そこで踏ん張れたのがよかったです」と、振り返った。

 山下の投球を支えているのは強靭な下半身。福岡大付大濠高時代、八木監督に命じられ、2年秋に毎日、千回の股割りをこなした。本人は嫌々だったというが、そのおかげで下半身が強化された上に股関節の可動域も広がった。これに伴い、球速も大幅アップ。2020年ドラフトで1位指名を勝ち取った。

 エンゼルスの大谷翔平も高い柔軟性を持つ。WBC1次ラウンドが行われた東京ドームでも、試合直前にグラウンドに現れ、大きく開脚する股割りを披露していた。

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