サム・ベネットのマスターズ16位ではね上がるアマチュアの“商品価値” 広告効果1000万ドル超

公開日: 更新日:

 ひょっとしたらアマチュアが一番稼いだかもしれない。今年の「マスターズ」16位の成績でローアマに輝いたサム・ベネット(23)のことだ。

 今年のメジャー初戦を初めて制したジョン・ラームが手にした優勝賞金は324万ドル(約4億3000万円)。2位タイに並んだブルックス・ケプカとフィル・ミケルソンの賞金は158万4000ドル(約2億1067万円)。2年ぶり2度目の優勝を目指した松山英樹は16位に終わり32万4000ドル(約4300万円)。

 しかし、ベネットは松山と同じ成績でも、昨年の全米アマ優勝のアマチュア資格で出場しており、賞金は手にできない。

 ところが、「サムはおそらく7ケタ(100万ドル・1億3300万円)のNILマネーを近い将来、手にすることになる」と米ゴルフダイジェスト誌が伝えた。

「NIL」は、ネーム・イメージ・ライクネスの略で、個人の名前やイメージ、好感度をブランド化するというもの。

 コロナ禍であまり知られていないが、3年ほど前に十数年間にわたって争われたアマチュアに関する法律が変わり、全米学生アスリート協会(NCAA)もルールを変更。学生アスリートでも金を稼げるようになっていたのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方