日本ハム5月絶好調で新庄監督の評判が急上昇も…“トライアウト組”は壊滅状態のナゼ

公開日: 更新日:

■「レギュラーは横一線」と就任時から選手を競わせてきた新庄監督

 野手はケガ人が続出している。キャンプ終盤に浅間大基が左足関節内踝(くるぶし)骨折、4月は清宮幸太郎が脇腹痛、今川優馬が自打球により離脱。そんなチーム事情もあって移籍組が気を吐いているのだが、「そもそもケガ人の続出はトライアウトのしわ寄せが来たという見方もできる」と球団OBがこう言う。

「新庄監督は就任時から『レギュラーは横一線』と言い、選手を競わせてきた。1年目を終えたオフも『生きた球を打ちなさい』『キャンプ初日の紅白戦でふるいにかける』と尻を叩き続け、他球団が調整に充てるオープン戦も全力で戦いました。若手の実力不足感は否めず、そうでもしないと強いチームの底上げは難しい。それでも飛ばし過ぎ感があり、開幕直後からガス欠気味になっていました。選手が故障しやすい状況だったのです。試合に出続けている『トライアウト組』で奮闘しているのは打率.303の松本くらい。万波は同.232と昨季より若干向上していますが、野村と上川畑はそれぞれ同.247、同.179と昨季より大きく成績を落としています」

 チームの好調の陰に隠れてはいるが、トライアウト組の大半が故障か成績悪化しているというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明