50年以上やっていても不安に襲われる 夏の地方大会で起こる「大番狂わせ」の謎解き
同時に、弱点や修正点などの課題を洗い出し、極限まで潰していく作業も不可欠です。
夏の大会は「ひとりエースでは勝てない」という時代になっており、投手陣、特にリリーフ陣の見定めがカギになります。この判断を誤ってしまえば大惨事につながるからミスは許されない。50年以上も高校野球に携わってきましたが、慢心はありません。大会前はいつも不安に襲われています。
県大会を勝ち上がるのは、もちろん楽なことじゃありません。このところ専大松戸は甲子園にたびたび出場しているだけに、他校が目の色を変えて挑んでくるはずです。
こう言っては失礼かもしれませんが、長い経験的に公立校など中堅校ほどその傾向が強いと思う。下克上やジャイアントキリングを掲げた学校は侮れません。本来以上のパフォーマンスを発揮され、その雰囲気にのまれてしまい、気が付けば負けていた——なんてことが起こり得るからです。毎年のようにニュースになる「地方予選の大番狂わせ」にはそんな背景もあるのでしょう。
だから学校名や先入観にとらわれず、こちらも正々堂々と全力を尽くすのみ。優勝候補と言われる学校相手でも、臆さず真正面からマワシを取って「がっぷり四つ」で戦う覚悟です。




















