Rソックス中軸に定着した吉田正尚を評価できなくても、我々が責任を取らされることはない

公開日: 更新日:

「ルーキーイヤーで、これだけすぐ適応できる選手はなかなかいない」

 ワールドシリーズMVPを獲得したゴジラ松井も、こう言って舌を巻いているという。

 日本時間6月29日現在、打率.297、8本塁打、39打点。ア・リーグ東地区ではヤンキースと並ぶ老舗強豪球団のレッドソックスで中軸を打っている吉田正尚(29)のことだ。

 メジャー1年目の序盤に「ゴロキング」と揶揄された松井だけに、開幕直後から結果を出し続ける吉田の活躍は評価できるのだろう。

 わたしは球団に提出したリポートに「打率.280、10~15本塁打」と書いた。具体的な数字は常に控えめ、最低限、これくらいはやるだろうと報告するから、吉田の活躍はだいたい想定内と言えるのではないか。

 ミートがうまく、三振が少ない。かつての青木宣親タイプだが、パワーは吉田が上。ただし、肩は弱いし、守備は青木より劣る。そんな趣旨のリポートだった。

 昨オフ、ポスティングでメジャー挑戦した吉田に対し、レッドソックスが提示した条件は5年総額約126億円。ウチも含めた数球団が吉田に興味をもち、中には実際にオファーした球団もいくつかあるものの、レッドソックスの金額は飛び抜けていたらしい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃