“ブルドーザー”錦木が賜杯レース単独トップに浮上 大関とりに名乗り上げる好調の要因

公開日: 更新日:

「所属する伊勢ノ海部屋は大鵬と共に『柏鵬時代』を築いた横綱柏戸に代表されるように、突き押し専門の部屋。錦木も四つでも取れなくはないが、どちらかといえばパワーで持っていく力士。強引に前に突き進む愚直な相撲が持ち味です。かつての錦木は先手を取られて相手の型に持ち込まれ、そのままずるずると負けることが多かった。それが今場所はかねて指摘されていた脇の甘さがなくなり、先手を取られても相手の攻めをしのぎ、粘り腰で逆転する相撲が多い。不器用は不器用だが、簡単に負けなくなったことが好調の要因です」(前出のOB)

 尾車親方(元大関琴風)と解説者の舞の海氏は、そんな錦木を「ブルドーザー」と形容。低速だが力強い重機は、まだまだ止まる気配はなさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性