“痛いかゆい”無縁の大谷翔平がついに悲鳴を…右肘靱帯損傷に続く「右脇腹痛」の深刻度

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右肘悪化の懸念

 しかも、いわゆる肉離れはクセになりやすいといわれる。脇腹をかばってプレーし続ければ、靱帯を損傷した右肘の負担増も懸念される。

「筋肉が大きく損傷すると元には戻らず、結合組織という筋肉とは異質のものに変化します。結合組織は毛細血管が入り込めないため周囲の血流が悪くなり、柔軟性にも乏しいので再発リスクが高まる。だからクセになりやすいのです。脇腹は背中や太ももなどに比べて筋量が少ない分、損傷は小さく回復も早いといわれますが、バットを振る際に力んだり、ボール球を振ってフォームのバランスが崩れた時に再び脇腹に大きな負荷がかかり、再発する危険がある。脇腹をかばった状態だと体全体をうまく使ってスイングができないため、肩や肘など別の箇所に負担がかかりやすい。右肘の症状も悪化しかねません。少なくとも、脇腹に痛みや炎症があるうちは無理をしない方がいいでしょう」(若月院長)

 大谷は日本時間7日のオリオールズ戦も含め、3日連続連続で欠場。打者として出場し続けることを望んでいるといわれるが、予断は許さない。

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