日本ハム新庄監督は「死ぬ気で」続投…背水イヤーの前に選手を襲う“厳冬更改”、ウハウハは万波中正だけ?

公開日: 更新日:

「このままじゃ終わらないぞ、と。奇跡を起こす人間だというところを見せつけたい」

 27日、来季続投が決定した日本ハム新庄剛志監督(51)が来季に向けてこう意気込んだ。

「この世界は結果が全て。来年で3年目。今年のような成績だったらユニホームを脱ぐ覚悟で、死ぬ気で選手を成長させながら戦っていきたい」

 昨季は新庄監督が「目先の勝利よりも今後の成長」と言い、勝敗を度外視した「トライアウト」と位置づけた。同時に査定方法も極力、勝敗を度外視したものになったといわれる。例えば先発投手が勝利投手の権利を得たまま降板、リリーフ投手が打たれて勝ち星が消えた場合でも、試合に勝てば勝利投手と同等の査定ポイントを付けたという。

 そのため、本来ならば年俸がガクッと下がるような成績の選手でも減給額は抑えられ、活躍したらした分だけ給料が上がる形となり、野手は首位打者を取って4倍増となった年俸8600万円の松本、投手では倍増の年俸1億3500万円の加藤を筆頭に、多くの選手が特別査定の恩恵にあずかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」