U18台湾エース孫易磊を日本ハム獲得! メジャー、巨人、ソフトBとの争奪戦を制したワケ

公開日: 更新日:

「驚き、桃の木、山椒の木」──。映画男はつらいよ」の寅さんの言葉を借りればこんなところか。

 今月上旬のU18野球W杯日本代表が決勝で対戦した台湾のエース・孫易磊(18)。メジャーも注目する最速156キロ右腕を獲得したのは巨人でもソフトバンクでもなく、日本ハムというのだから。

 21日、複数の台湾メディアは、孫易磊が日本ハムと契約合意したと報じた。中には近々、日本ハム入りの会見を開く予定とした現地メディアもある。

「孫は150キロ超の速球を投げるうえ、球筋や変化球も秀逸、投手としてのセンスも優れている」

 こう言うセ・リーグのスカウトによれば、U18の舞台になった台湾の球場のネット裏には孫目当てのメジャースカウトの姿も多数あったとか。マスコミ関係者が引き取る。

「複数のメジャー球団は孫に8000万円程度のオファーをしたが、孫の父親が米国行きに難色を示したというのです。まだ18歳。マイナーの生存競争は生き馬の目を抜くほど熾烈だし、顔を見に行こうにも台湾からは遠過ぎる。その点、日本球界なら若手のケアは手厚いし、3時間ほどで行けますからね。最初から台湾球界は選択肢になかったようで、まずメジャーがオミットされたようです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  2. 7

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  5. 10

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です