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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

明治大・村田賢一はミステリアスな「さじ加減」が持ち味 握りを変え、左足の着地を変える巧者

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 逆目が出て痛打されたりすると、マウンドで考え込んでしまうように見えるのは、こちらのほうが考え過ぎなのか。

「村田の時は、けっこう気を使いますね。でも、気を使った甲斐があるだけの結果も出してくれますから」

 ミットを構える者たちからの信頼も厚い。

 特に大学生投手に逸材輩出の「2023年ドラフト」。快速球投手、剛腕にパワー系。見た目にわかりやすいエネルギッシュな投手の多い中で、ミステリアスというのか、やはりクレバーと評するべきなのか。

 打者に、もしかしたらバッテリーを組む捕手にもわからないような「さじ加減」で、6種類とも7種類ともいわれる変化球を自在に操る。

ロッテに好意

 いや、リーグ戦のピッチングを見ていると、ストレートすら、深めに握ったり、浅く握ったり、腕の振りの角度にも微妙に違いをつくりながら、「よし!」と胸の中で小さくガッツポーズをつくっているに違いない。

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