大谷翔平ジャイアンツ移籍なら“フル二刀流”は困難に…名将メルビン新監督は「待った!」確実
今季、ナ・リーグ4位に終わり、ポストシーズン進出を逃したジャイアンツが日本時間26日、ボブ・メルビン監督(61)の就任を発表した。
通算1517勝の同監督は今季まで指揮を執ったパドレスとの契約を1年残しながら、同地区のライバルであるジ軍に引き抜かれた。来季で監督生活21年目を迎え、最優秀監督を3度受賞した名将は、マリナーズではイチロー、アスレチックスでは松井が同監督のもとでプレーしており、日本人選手に馴染みのある指揮官だ。
本拠地サンフランシスコのオラクル・パークで会見したメルビン監督。ジ軍が獲得を噂されるエンゼルス大谷翔平(29)、オリックス山本由伸(25)、パドレスの左腕ブレイク・スネルらについて聞かれると「彼らはいい選手だから全員欲しい」と獲得を熱望した。
新監督が「予算の都合もあるが……」と話した通り、資金力が豊富なジ軍とはいえ、今オフのFA市場の目玉選手3人すべてを獲得するのは現実的ではない。そのうちのひとりである大谷が仮にジ軍に移籍すれば、これまでのように二刀流として無制限でプレーするのは難しくなる。メルビン監督がフル稼働に「待った」をかけるのは必至だからだ。