阪神・岡田監督38年ぶり日本一で争奪戦!「アレ」で超多忙のオフ、次回WBC侍J監督候補も

公開日: 更新日:

 日本シリーズでオリックスを破り、1985年以来38年ぶり2度目の日本一を達成した阪神。とりわけ存在感を示しているのが岡田彰布監督(65)である。

【写真】この記事の関連写真を見る(44枚)

 90年近い球団の歴史で初めて選手と監督の両方で日本一を経験。12球団最年長かつ、巨人の原辰徳監督(65)が今季限りで退任したことで唯一の「60歳代監督」となった。

 その独特の話術は注目を集め、自身の語録からヒントを得たチームスローガンの「アレ(優勝)」は、今年の流行語大賞候補に。試合中に10個は口に入れるというパインアメ(パイン社=大阪府)はバカ売れし、「パインアレ」というコラボ商品も人気を集めた。同社の広報担当者も「おかげさまで現在は、生産が追いつかない状態です」とうれしい悲鳴を上げている。

 そんな岡田監督は、このオフから来季にかけて、多方面から引っ張りダコになりそうだ。

 後ろ盾である親会社・阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長は早くも、2年契約が満了する来季以降の契約延長、長期政権の可能性を示唆している。

■球団vs侍ジャパン

「侍ジャパンも岡田監督の動向を注視しています」とは、NPB関係者。

「井端監督の任期は24年まで。岡田監督が来季限りで勇退すれば、26年WBCを率いる次期監督候補に入る。その実績はもちろん、選考の際には現場感の有無も重視されますからね。岡田監督の有力なタニマチで、日本シリーズの冠スポンサーである住友系企業のバックアップも期待できますし、NPBの榊原コミッショナーも関西電力会長で、阪神のお膝元である関西財界と縁が深い」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  4. 9

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず