イスラエルvsハマスの衝突が24年パリ五輪に“飛び火”か…ミュンヘン五輪では選手団11人殺害の悲劇も

公開日: 更新日:

 国連人道問題調整室(OCHA)のグリフィス室長や世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長らもSNS上で、《病院は戦場ではない》《深い懸念》を表明するなど、イスラエルに対する国際法違反の声も強まっている。

 イスラエル批判が各国で高まる中、関連は不明だが、日本でも16日午前、東京・千代田区のイスラエル大使館近くの交差点で、車両止めの柵に車が突っ込む事態が発生。警視庁によると、周囲を警戒中の男性機動隊員が左手にけがをしたという。

 今後、世界各国で関連のテロ行為などが起きないか不安を覚える人も少なくないようで、SNS上で少なくないのが、イスラエルとハマスの衝突が2024年7月開会のパリ五輪へ“飛び火”するのではないかと懸念する声だ。

 過去を振り返ると、1972年9月に当時の西ドイツで起きた「ミュンヘンオリンピック事件」がある。パレスチナ武装組織「黒い9月」が五輪開催中に選手村に侵入し、イスラエルのアスリートを11人殺害した事件で、その後、イスラエルもパレスチナに対して空爆を行うなど、報復の連鎖が続いた。

 再び「平和の祭典」で惨劇が起きるような事態は絶対に避けなければならないのは言うまでもない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは