男子賞金上位3人への欧州ツアー出場権“特典”いつまで?過去の成績はボロボロ全く通用せず

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 その岩崎は10月の日本オープンでツアー初優勝を遂げた。国内ツアーのレベルがいかに低いかが分かるというものだが、この3人と対照的だったのが久常涼(21)だ。昨年11月の欧州ツアー最終予選会(スぺイン)に挑戦。7位タイに入り、実力で同ツアーの切符を手にすると、9月のフランス・オープンで日本勢としては青木功松山英樹に続く3人目の欧州ツアー制覇を達成。同ツアーで7度のベスト10入りを果たし、PRは17位。有資格者を除く上位10人に滑り込み、来季は夢の米ツアー参戦が決まった。

 11月30日の日本シリーズ初日、国内で賞金王になった中島は7アンダーのトップ発進し、好調を維持している。中島は今月14日に始まる米ツアーと下部ツアーの来季出場権をかけた最終予選会を受け、5位以内に入れば米ツアーの出場権を得られるが、失敗しても来季は欧州ツアーに参戦できる。

 とはいえ、賞金ランク上位3人が来季も欧州ツアーでボロボロなら、この「特典」はいつまで継続されるか疑問。同ツアーのキース・ペリー会長から「欧州でプレーしたいなら、やっぱり予選会から挑戦しなさい」と言われる日は遠くはないかもしれない。

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