著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

GMの見立ては思い込みが多い メジャー若手有望株との長期契約に落とし穴

公開日: 更新日:

■ジョン・シングルトン

 アストロズがまだ最弱だった14年、ルーノウGM(当時)はジョン・シングルトンに目を付け、6月初旬に5年契約を交わしたうえでメジャーに昇格させた。保証給は1000万ドルだが、活躍すれば最大3500万ドルまで膨らむことになっていたので同GMはニンジン効果を期待していた。しかし、タイミングを外すことに長けたメジャーの投手に太刀打ちできず、2年間で114試合に出場しただけでマイナー落ち。その後は薬物で出場停止になり、メキシカンリーグなどで食いつないでいたが、今年8月にア軍に復帰すると、エンゼルス戦で2本叩き込んでヒーローになった。

■ルスネイ・カスティーヨ

 メジャー未経験の選手が長期契約をして大コケに終わるケースが最も多いのがキューバ亡命組。キューバ選手にバブルが生じていた14年に、亡命したルスネイ・カスティーヨはレッドソックスに過大評価されて7年7250万ドルの大型契約で入団したのはいいが、すぐに馬脚を現し、メジャーでは99試合に出場しただけでマイナーに沈み不良資産化。同年に5年2500万ドルでドジャースに入団した内野手のエリスベル・アルエバルエナに至っては22試合に出ただけで不良債権と化した。

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