著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

アジア杯現地ルポ 石井正忠監督率いるタイ代表の2026年W杯出場は極めて難しい

公開日: 更新日:

 何事にも細かく管理したがる日本人気質からすれば到底、理解し難いことではあるが、彼らはこれで良いと思っているのだから仕方がない。ビジョンを持って強化を図っていくという理念は、この国のフットボールには存在しないのかも知れない。

■3月にはW杯予選で強豪・韓国との大一番

 アジアからの出場枠が8.5に拡大する2026年の北中米開催ワールドカップで、タイ代表は史上初めてとなる本戦出場を目指しているが、予選2試合終わって1勝1敗。3月には強豪・韓国代表との大一番を控えている。

 アジアカップでは招集が叶わなかった看板選手たちが戻ってきさえすれば、最終予選へ勝ち上がれる可能性はない訳ではないだろう。ただ……今の流れのままでは、本戦出場は極めて難しいと言わざるをえない

 タイには国内リーグ、スタジアムが連日盛況で湧いた、華のあった10数年前の姿はもうない。

 隣国のライバルたちは、独自の手法を持って強化を進めている。そんな中、タイサッカーはのらりくらり、同じことを繰り返しながらゆっくりと歩む姿……好き嫌いは別として実にタイらしい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ