ソフトバンク小久保監督「甲斐の後釜作り」さあどうする? 捕手陣が打撃好調の猛アピール

公開日: 更新日:

 古株の球団関係者は「今は甲斐が健在だからいいが」と、こう続ける。

「このままだと甲斐に限界が訪れた時、『後進が誰も育っていません』となりかねない。ソフトバンクは、かつて城島(現会長付き特別アドバイザー兼シニアコーディネーター)の移籍で痛い目を見ていますからね。城島は05年オフに海外FA権を行使してマリナーズに移籍。後釜候補たちはいずれも帯に短し、たすきに長し。数年間、正捕手不在が続いた。育成と勝利の天秤は首脳陣の永遠の課題なので、小久保監督も甲斐を出ずっぱりにさせるのか、それとも海野たちの出場機会を増やすのか。おそらく後者を選ぶのではないか」

 ソフトバンクは3年連続V逸中。勝利にこだわるなら、甲斐を中心に据えた方が効率が良いはずだが……。

「藤本前監督は昨季開幕前、王会長に『2位を10ゲーム差くらい離すんだ、という強い気持ちをもってもらいたい』とハッパをかけられたように、優勝への重圧は並大抵ではなかったはず。一方、球団の切り札とも言われる小久保監督には、藤本監督の時ほどの過剰なプレッシャーはなさそうです。王会長も『監督以下、みんなに任せているから』と、キャンプイン前日に毎年恒例となっている訓示を今年は行わなかった。小久保監督はあまり目先のことにとらわれず、自由に采配を振るえる余地はある」(前出の関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発