道産子ルーキー政田夢乃 「5度目の正直」をかなえた忍耐力がプロでは武器に

公開日: 更新日:

政田夢乃(23歳)ルーキー

 長い長い冬に耐え、大きな「夢」が芽を出した。

 わずか3歳でゴルフを始め、子供の頃はさまざまな小学生大会で優勝。中学、高校でも全国選手権を制覇するなど、将来が嘱望された選手だった。

 しかし、プロテストは2019年から4年連続不合格。21年には若手女子ゴルファーの登竜門といわれる「マイナビネクストヒロインゴルフツアー」で初優勝したものの、プロの壁にはね返され続けてきた。

 それでも腐ることなく、ゴルフの知識を蓄えるための勉強と練習、試合出場を地道に続けた。北海道出身で、ゴルフ場が雪に閉ざされる冬場を「ちょうどいいトレーニングの機会」と前向きにとらえてきたように、忍耐力は武器のひとつでもある。

 得意とするのは9番アイアン。ドライバーの平均飛距離も現在の235ヤードで満足はしておらず、将来的なパワーアップも視野に入れている。

 すでにクラブからシューズまで、全身キャロウェイと契約しているのも、期待の表れ。QTランキング147位のため、まずはステップアップツアーからのスタートとなる。決して雪に埋もれない、大輪の花を咲かせられるか。

  ◇  ◇  ◇

★関連記事【主役は私!】…からは、日刊ゲンダイが厳選した他のニューヒロイン候補の記事を読むことができる。女子ゴルフファンは必読だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  2. 2

    渋野日向子はゴルフが“年々ヘタに…”がデータでハッキリ! エビアン選手権は予選落ち危機

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    夏のトーナメントは「致死性の暑さ」…いよいよ開催方法を考える時期に来ている

  5. 5

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  1. 6

    練習熱心なアマチュアゴルファーのみなさん、しっかり素振りをやっていますか?

  2. 7

    渋野日向子は苦手のエビアンで神風吹くか…予選落ちなら昨年に並ぶ自己ワースト

  3. 8

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  4. 9

    殺人的酷暑はベテラン女子プロに追い風か…20代若手より暑さに強い“意外な要因”をフィジカルトレーナー指摘

  5. 10

    日本旋風で狙い撃ち?本場米国で看過できない“厳しい洗礼”の実態「嫌がらせと感じることもあった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…