センバツ出場15校に聞いた「打球が飛ばない低反発バット」対策あの手この手

公開日: 更新日:

 連覇を目指す山梨学院(山梨)も下半身を中心に体力強化に取り組んだ。中原義虎主将はこう言う。

「昨年の優勝チームの方が秋の練習に来て、実際に新しいバットで打ってみてくれたんです。昨年の4番の高橋(海翔)さんは体がしっかりしているので、新基準バットでも関係なく飛ばしていて、(打球の飛距離は)あまり変わらなかった。それならば僕らもしっかりと体を強化しようと。下半身強化は冬の間、走ることが中心ですが、今年の冬は特にそういうメニューが多かった」

 阿南光(徳島)はロープでタイヤを引きながらのアメリカンノックで下半身を鍛えたという。

 バットの芯が従来の基準より小さくなったという声も多く、確実に芯でとらえることに注力した学校もある。京都外大西の乾光葵主将はこう話す。

「遠心力を使ってバットの先の方で飛ばすのが難しくなったように感じます。ならば詰まってもいいから、ミートポイントを自分の体に近付け(確実に芯でとらえ)ようと。バッターボックスのラインを消して、インコースを振り切る練習をしました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと