大谷が来季開幕からの投手復帰プラン表明も…球威低下の懸念で「完全復活」は保証ゼロ

公開日: 更新日:

 大谷同様、これまでも肘の靱帯修復手術を複数回受けた投手は何人もいるが、2度目の手術からの復帰後は、球威が低下するケースが少なくないからだ。

 近年の例でいえば、レンジャーズの右腕ネイサン・イオバルディ(34)。故障するまで最速157キロをマークしていた直球は、2度目の手術を経た2018年(当時28歳)の復帰後は156キロ止まりで年々、球威は低下している。ここ数年は直球の割合を減らして、技巧派への転身を図っている。

 カブスの右腕ジェイムソン・タイヨン(32)もパイレーツ時代の19年に2度目の手術を受け、故障前の152キロから21年(当時29歳)の復帰後は1キロダウンし、昨季は150キロにとどまった。

 大谷は昨季の最速は3月のWBC予選プール・イタリア戦での164キロ、レギュラーシーズンでは163キロだったが、果たして……。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

●関連記事【続きを読む】…では、“投手”大谷が今後戦っていかなくてはいけない「球速低下」と周囲からの「二刀流断念論」について詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発