阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

公開日: 更新日:

 4日に二軍落ちが決まった阪神大山悠輔(29)は当面の間、二軍でミニキャンプを張ることになった。

 大山の絶不調を招いた根本原因は【前編】で触れた通りだが、苦しんでいるのは大山だけではない。

  ◇  ◇  ◇

 5月中旬から二軍で調整を続けている佐藤輝明(25)も、バットから快音が聞かれない。

 1年目から3年連続20本塁打以上をマークしたものの、プロ4年目の今季は打率.209、3本塁打、17打点。三塁守備でも緩慢プレーが目立った。さすがに岡田監督もサジを投げたのか、いくら二軍で結果を残しても、「二軍の投手やからのう」と、一軍に上げる気はないようだ。

 そんな大砲を「俺なら直せる」と豪語したのが日本ハムの新庄監督だ。阪神との交流戦期間中、報道陣に対し、「1年目のいい状態を思い出したらいいと思う。早くタイミングを取って、ゆったりしたスイングで」などと指摘した。

 ロッテ西武で通算2081安打をマークした名球会会員の山崎裕之氏は、「新庄監督の言うことはもっともです」とこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか