バドミントン 混合Dは東京大会銅メダル「ワタガシ」が2大会連続表彰台に現実味、男子単は新鋭を要チェック

公開日: 更新日:

【混合ダブルス、男子シングルス編】

 前回2021年の東京五輪は「史上最強布陣」で臨み、男女とも全種目でのメダル獲得を目指しながら、混合ダブルスの渡辺、東野組の銅メダル1個と期待を裏切った。

 日本代表を率いて5大会目となる朴柱奉ヘッドコーチ(59)は、代表メンバーが出場するシンガポールオープン、インドネシアオープンで結果を残して世界ランキングを上げ「しっかりシード権をもらって有利に試合ができるようにしたい。東京五輪のリベンジができるように」と、雪辱を期す。

 スポーツライターの平野貴也氏に、バドミントンの行方を占ってもらった。

  ◇  ◇  ◇

■混合ダブルス

 東京五輪の混合ダブルスで日本勢初の銅メダルを獲得した、世界ランク3位の渡辺勇大(26)、東野有紗(27)の「ワタガシ」ペアは「前回を上回る金メダル獲得」を目標に掲げる。

「ワタガシは前回と比べて横並びで得点できるようになった。特に東野は従来の守りだけでなく、低くて速いレシーブを返せるようになったことで、攻撃に転じるケースが増えました。以前までは渡辺が後ろからショットに強弱をつけて得点するパターンが多かったが、横並びの速い展開に持ち込んで東野も点を奪うなど、2人で得点できる形が増えた。相手や状況に応じた戦いができるようになり、増えた攻撃のバリエーションがうまくはまればメダル獲得が可能な位置につけています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった