巨人・岡本和真の今オフメジャー挑戦に暗雲…絶不調の坂本勇人とチーム事情がさらなる逆風に

公開日: 更新日:

 先月27日に坂本勇人(35)が新人時代の2007年以来、17年ぶりとなる故障や体調不良以外での二軍落ちとなったことだ。

「今季は打率.234、4本塁打の大不振。阿部監督はこういう事態を懸念して、負担の大きい遊撃から少ない三塁へコンバートさせ、事実上、打撃に専念できる環境にした。これで打てないなら、今後は代打要員となる可能性もあるでしょう」(前出のOB)

 三塁の坂本がレギュラー陥落なら、現状では三塁へ回るしかない岡本和にも影響がある。

「岡本和は坂本から『主将』の座も受け継いでいる。そんな先輩が苦しんでいるチーム状況で、知らん顔して渡米できるのか。海外FA権を使うなら自分の意思で移籍できるが、入札制度は球団の許可が必要です。ただでさえ、深刻な貧打に直面するチーム事情もあって、岡本和と坂本が同時に内野のレギュラーから消えるようなことを看過できるのか。メジャー挑戦そのものが球団に却下される可能性が高まりました」(チーム関係者)

 岡本和は夢のためにも、自身の復調はもちろんのこと、坂本先輩にも復活してもらわないと困るのである。

  ◇  ◇  ◇

 春先の岡本は三冠王も射程圏内に捉える好成績だったが、急失速した。いったいなにが原因だったのか。

●関連記事【もっと読む】…ではそれらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」